Recruit 01

Moeko Sugimoto

繁殖のプロフェッショナルを目指して。

2017年入社 / 酪農部乳牛課 繁殖・育成係リーダー

杉本 萌子

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畜産と酪農を結びつける繁殖の役目

釧路公立大の経済学部に在学中、農業に興味を持ち、農業関連の会社を中心に就職活動をしました。農機の会社や食品系の求人もあるなか、トップファームに入社したのは、営業職より農業の現場で働きたいと思ったからです。入社後しばらくは肉牛の育成牛舎を担当していましたが、ホルスタインの人工受精や分娩を見てから繁殖の仕事にひかれ、会社に希望を伝えて酪農部門に異動しました。いまは搾乳の仕事をしながら、繁殖・育成のリーダーを任されています。牛乳は牛が出産しないと搾れないことは理解していましたが、ホルスタインから和牛の赤ちゃんが生まれたときは驚きました。仔牛を増やしながら乳量を確保する、繁殖の役割は大きいと感じています。

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大切なのはデータ管理、
体力よりも頭を使う仕事

牛舎の仕事というと、肉体労働と思われがちですが、実際は体力より頭を使う仕事が多いです。繁殖は牛の発情をデータで管理して、目視でも確認、人工授精師さんに連絡します。搾乳牛は一頭ずつ首にセンサーがついていて、首を傾けている時間で食べているエサの量が推測できるので、データで食欲が落ちているなと思ったら、牛舎に様子を見に行くこともあります。
先輩方はデータを見るまでもなく、除ふんしながら体調の悪い牛を見つけたり、繁殖に適した牛を当てたりしますが、私はまだまだ。すべての作業はつながっていて、できることが増えれば一気に分かるような気がするので、今は一つ一つの作業をしっかり覚えたいと考えています。

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自然に囲まれて、のびのびと働ける

私たちの仕事は、直接いのちに関わる仕事です。たった一つのミスで牛が死んでしまうこともあれば、適切な管理でいい牛にもなることもあります。だから気が抜けない面もありますが、自然に囲まれた環境でのびのびと働けるのは農業の良さだと思います。上司も先輩も優しい人が多くて、私が質問すると、その場にいる全員が答えようとしてくれるほど。搾乳の作業もシフト制なのでいつも同じメンバーとは限りませんが、チームで協力してやろうという姿勢が共有されています。いまはコンビニなどで食べものが簡単に手に入る時代ですが、私は生産の現場に向き合うことで、あらためて「食」のありがたさに気付くことができました。